戦後の焼け跡がまだ残る1949年(昭和24年)、小さな家族経営の運送会社として始まったウインローダー。
それから75年の時を経て、三多摩地域の物流を一手に引き受ける運送会社に成長しました。
人の人生に紆余曲折がある様に、企業にもストーリーがあります。ウインローダーの70年の企業人生。いい時もあれば、悪い時もありました。「このまま会社が傾くかもしれない」と社員の多くが覚悟する。そんな危機を何度か乗り越えて、気づけば現在の場所にたどり着いていました。そうした経験が無形の資産となり、“ピンチをチャンスに変える”という価値観がこの会社には根付いています。
話は変わりますが、今、日本の物流業界は大きな転換点に差し掛かっています。メディアでも“物流危機”と報道される背景には、業界全体での慢性的なドライバー不足による長時間労働常態化があります。全産業での働き方改革が推し進められる中、長時間労働の是正を目的とした法制化に運送会社がどう対応出来るかが焦点となっています。
業界激変期において、ウインローダーという企業はどう生きていくのか?
未来を見据え、これからもこの会社がこの会社らしくある為に必要な価値観を言葉にして共通言語にしていこう。
社員たちの提案によって出てきた言葉。それが“三多摩地域の未来を運ぶ”という言葉でした。
三多摩地域の中小企業を始めとするお客様の物流を支える。
三多摩地域の経済の発展を支える。
三多摩地域に愛着を持ち、トラックドライバーの仕事に誇りを持つ社員の生活を支える。
“未来を運ぶ”という言葉にはそんな想いが込められています。
世界でも類を見ない“モノが当たり前の様に届く”日本の物流。このサービス品質を作り上げてきたのは、日本の物流の90%を担うトラック運送業。すなわちトラックドライバー達です。
戦後の日本経済の奇跡的な成長を、物流という側面で下支えした先輩ドライバー達は、強靭な肉体と精神力で1年365日昼夜を問わず活動する物流実現に貢献されてきました。しかし、日本社会が大きく変化する中で、トラックドライバーの働き方も大きく変革することが求められています。
経済低成長時代、少子高齢化による人口減少、働き方改革。社会の潮流の変わり目において、依然として変わらぬ物流の重要性を維持する為に、量から質への付加価値提供が求められています。
“ピンチをチャンスに変える”という企業行動理念に基づき、社員の知恵とチームワークで三多摩の物流を担ってきたのがウインローダーです。
その伝統と誇りを守るためにも、働き方改革以降の物流企業価値革新にチャレンジいたします。
「トラックドライバーが誇りを持って働ける社会の実現を目指す。」昭和の創業期においても、令和以降の未来においても、その姿勢だけは変わりません。
三多摩地域の未来を運ぶ。それは日本のトラックドライバーの未来を創ることでもあります。