高校卒業後、大型トラックに憧れ自衛隊に入隊。
23歳でウインローダーに転職しドライバー経験を積む。
現在はあきる野支店長を務める。
3人のお子さんと家族との時間を大切にする子煩悩なパパ。
Q ウインローダーへの入社のきっかけを教えてください。
高校生の時に引越しのアルバイトをしていました。その時から、大きいトラックがかっこいいなと、自分も大型免許を取って運転したいなと思うようになりました。車両整備の学校に行こうかなとも思いましたが、費用もかかることから自衛隊に行くことにしました。4年間を経て物流会社に就職することは最初から決めていました。時期が来て、実家近くのエリアで物流会社を探したところ3社程に絞られ、求人の内容を見て一番条件が良かったウインローダーに入社を決めました。最初は2トントラックに乗るところから始まり、半年程で4トントラックへ、そして1年後には大型車に乗りました。現在は入社23年目です。
Q 働く上で大切にしていることはなんですか。
物流に携わる者として、当時も今も「安全運転」は常に心がけています。私は入社してから23年間一度も事故を起こしたことはありません。自分がそこまで安全運転とも思っていませんが、強いて言えば「大丈夫だろう」という考えを持たず、「〇〇かもしれない」を常に考えています。「飛び出してくるかもしれない」「この車、変な動きしているから危ないかもしれない」など。言葉選ばず言うと「周りの車を信用しない」ようにしているのですが、その分周りは常によく見るようにしています。
Q 長年ドライバーとして活躍されましたが、所属長になられたきっかけはあったのですか?
入社して3年目の時に班長職になったことがありましたが、結婚がきっかけで降りることになりました。当時の自分にとって、家族との時間の方が優先順位が高かったのです。その後も管理職を目指すつもりはなかったのですが、周りの皆さんに声をかけ続けてもらい、子供もある程度大きくなった時に、「せっかく声をかけてくれているのだからやってみよう」と思い決断しました。
所属長になると、見えてくる景色も変わり、課員一人ひとりをよく見るようになりました。結局、一番大切なのは「人」だと思うんです。今はドライバーや現場の皆さんがより働きやすくなるよう、「現場の人を大事にする」ことを意識して皆さんへの声かけや、新人の方へのフォローを心がけています。
Q 長年現場で経験を積んだ植木さんから、若手の皆さんに伝えたいことはありますか。
会社にはベテラン、若手と、色んな人がいる。どうしても仕事ができる人が一番目に入ってくるかもしれないけど、普通にコツコツ仕事をする人もいれば、すぐにできない人もいる。それが組織だと思います。その時に、自分の価値観を押し付けたりしないで、相手の得意なことや難しいことを理解した上で接する。そういう気持ちでいてほしいなと思います。
Q 2023 年にあきる野支店が開設しました。支店長として、今後どのような支店にしていきたいですか。
ドライバー同士でフォローし合える支店にしていきたいですね。
当社には長く勤めるベテランドライバーがたくさんいます。そうしたドライバーの皆さんのおかげで今のウインローダーがあります。同時に、あきる野支店には若手のドライバーも増えてきています。
ベテランの皆さんはとても真面目で仕事に一生懸命です。時間が押してでも、次の日が大変になるからと翌日の準備に時間をかけたり、自分の業務に集中する。
逆に若手の皆さんは休みの時間もしっかりほしいと思っている。一方で、他のドライバーをフォローしにいったり、新しい業務にも挑戦的。
そうしたお互いの良いところを見つつ、フォローし合える体制を作っていきたい。若手の皆さんの力は大きくて、だんだんとその体制も定着してきています。
今は自分が一部の人に振り分けをお願いして動いてもらっていますが、自分たちで考え、班の中で助け合い動いてもらいたい。そのためにも、いろんなことができる人を少しずつ増やしていき、あきる野支店全体を底上げできたらと思っています。
Q 最後に、植木さんにとってこの会社でワクワクする瞬間を教えてください。
やっぱり利益を出せた時ですね。途中段階では常に考えています。どうしたら効率よく仕事を回せるのか、その中でどうやって利益をだすのか。
最終的には社員の皆さんに還元したい。それがすべての原動力になっています。
